そばでアンチエイジング

■ルチンで若返る?

そば(蕎麦)に含まれる栄養効果のうち、美容ともっとも関連のあるものに、
ルチンの持つ強力な抗酸化作用があります。
ルチンは、蕎麦の実に多く含まれる、フラボノイド系のポリフェノールです。
呼吸に利用される酸素の3~10%は、
体内で有害な活性酸素に変化するといわれています。
ルチンは、抗酸化作用は、この活性酸素を体内から除去する機能を持ちます。

リンゴの切り口を放置しておくと茶色に変色するのも、鉄が時の経過とともに錆びていくのも、酸化によるものです。人間の細胞の外側の細胞膜も、活性酸素に触れたことにより酸化していきます。これがいわゆる老化ですが、そばに含まれるルチンは、抗酸化作用により、この活性酸素を体内から除去し、細胞の老化を防いでくれることになります。

特にビタミンC(L-アスコルビン酸)と同時に摂取することにより、ビタミンCの吸収を助け、コラーゲンの合成を促し、シミ・しわ・たるみを予防し、肌に老化防止の効果をもたらすとされています。

■ビタミンB2は何とお米の4倍以上!

そばには各種のビタミンが非常にたくさん含まれています。
その中でビタミンB2は、皮膚や粘膜を正常に保ち、皮膚の活性化や美肌効果にも一役買います。
そばにはお米の4倍以上のビタミンB2が含まれているとされています。

■紫外線による活性酸素を除去するビタミンE

そばには多くのビタミンB群ほか、穀類の中では比較的多くのビタミンEも含まれています。
ビタミンEには、紫外線により発生した有害な活性酸素を除去する働きがあります。別名「若返りのビタミン」とも呼ばれ、脂質に溶けることから、細胞膜のリン脂質(不飽和脂肪酸)に入り込んで、肌細胞の老化を防止します。肌細胞の保湿性や弾力性を守り、肌がしわになるのを防ぎます。

■必須アミノ酸リジンが肌荒れのない、艶やかな肌細胞を作る

必須アミノ酸とは、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のなかでも、
特に体内で合成することができず、食品として取り入れなければならない
アミノ酸のことで、9種類あります。リジンは必須アミノ酸の1つです。
リジンは、一般的に植物性たんぱく質中には含量が少なく、リジンは、必要量に対し、もっとも不足しがちなアミノ酸(制限アミノ酸)とされています。
特に米や小麦、とうもろこしなどの穀類では特にリジンは不足しています。
そばには、この白米や小麦粉には少ないリジンが、多く含まれています。

リジンは、抗体やホルモン、酵素などの素材となり、怪我の修復力を高め、
細胞の老化を防ぎます。湿疹の改善などにも効果があります。
抗体やホルモン、酵素などをつくる機能を担い、
体の組織の修復や成長に関与します。
肌荒れを防ぎ、艶やかな肌細胞を作る働きをします。

リジンはまた、最近では、薄毛や抜け毛の治療にも有効とされ、
注目を集めています。
イギリスのバイオサイエンティフィック社は薄毛や抜け毛の治療にリジンが有効であることを実験により証明し、米国でも特許を取得しています。

さまざまに美容効果の望めそうなそば、1日1回食事のメニューに加えて、
細胞のアンチエイジングを目指してみるのも、いかがでしょうか?